実り多き旅_2

インドから帰って四日目の朝、ようやく全身の疲れが抜けた感じです。
海外旅行は重労働で体力勝負、健康の有り難さを痛感します。

インド滞在中も4GケイタイとWordPressのお陰でまめにページを更新することができました。
けれどその内容は、たぶん過去や最近のものと重複していたことも多かったかと思います。
南インドはとにかく暑い!
日本の一番暑い頃の気候から少し湿度を下げ、日差しをより強くした感じです。
そのメチャクチャ暑い熱気の中、またウチソト関係なく砂や葉っぱが部屋の中に入ってくる環境では、細かいことなどどうでもいいという気持ちになってきます。

そのどうでもいいという大胆な気持ち、それもインドの大切な個性だと考え、細かいことを気にせず、その場の空気をそのまま伝えるような気持ちでページを綴っていました。

日本に帰ってくると、少しずつ時間をかけて日本の感覚へと戻ります。
残念ながら、音楽を聴いても文字を目にしても、日本ではインドにいた時のような研ぎ澄まされた感覚は得られません。
その昔、立花隆が「宇宙からの帰還」という本の中で宇宙空間に滞在した宇宙飛行士の体験談を紹介していて、そこで多くの飛行士が、地球の磁場から逃れた宇宙空間では感覚が鋭くなり、神になったような心持ちが体験できたと語っていました。

そういった浄化された磁場、波動といったものがインドにはあるのかもしれません。
町はゴミだらけですが、自然が豊かで たくさんの生きものたちが走り回り、生命の循環を間近で体感することができ、なによりも人間そのものがイキイキ、ノビノビとしています。

けれどそれはまた相性の問題でもあって、自分にとってインドはあくまでもハレ(非日常)の場であり、ケ(日常)である日本にいる時よりもアンテナの感度がよくなるのは当然のことです。

敬愛する師ヨガナンダも悟りを開く直前、新たな場、師を求めて旅に出るも、
「一人静かに瞑想できる場があれば、そこがお前のヒマラヤだ」
と聖者に諭され、外部的要因を求めることを戒められました。

たぶんこれが正解でしょう。
今、ここ、この瞬間、自分の内なる世界がすべてです。

インドに行き、そこでより充実した時を過ごしたいのであれば、日本にいる時、日本でしかできないことを徹底してやり抜くこと、これしかありません。

前項でこのようなことを書きました。

今回のインドの旅はとても実り多い旅でした。
そしてその実りというものは己の内なる世界を表出してものであり、そういった意味では、本当の自分により一歩近づくことができた、そんな旅であった気がします。

今回HIVの子どもたちと出会えたことは自分の運命であり、また何かを示すサインであったと感じます。
そのサインは何を示すのか、そこにはひとつの正解があるのではなく、限りなくある解の中から自らの手で最も適切であると思われるものをつかみ取っていく、そこに意味があるのです。

これを書いた後、少し違うなと感じることがありました。
「限りなくある解の中から・・・」というのは、外から与えられるもののような感覚ですが、実際はその解というか選択肢自体も自分で創り上げていくものです。
運命とはより主体的に築き上げていくもの、今回の旅で自分の心の奥と表面の意識がより密接な関係であるということを体感できました。

覚え書きとして、少し細かい旅の装備品の反省点を記します。
海外旅行に行かれる際の参考にしてください。

今回は現地語であるタミル語をイラストで解説しているこの本を持っていくのを忘れてしまいました。

たとえ片言であっても現地語が話せるとコミュニケーションが弾みます。
この本は各種言語バージョンがあり、旅の必需品です。
おはよう、ありがとう、美味しい、・・・こんな簡単な言葉だけでも現地語を暗記すると、とたんに旅は楽しいものとなります。

こういう小袋があるととても便利です。
チャックの付いたビーニール袋で、百円ショップでもいろんなサイズが手に入ります。

日本ではお菓子の袋でも、その袋自体にチャックの付いたものが多くありますが、インドではそうではありません。
たぶん他の新興国も同様でしょう。
また日々大量に飲む水にはクエン酸を入れて体調維持を図っていましたが、そのクエン酸も小さな袋に入れて携帯できていたらより便利だったでしょう。

それと現地でも調達できますが、輪ゴムもあると何かと役立ちます。

荷物を少しでも軽くしようと、iPadを充電するUSB電源アダプターとしてUSBが二口ある小型軽量のものを持っていきました。
けれど純正のものと比べて充電速度が数分の一で、これには少し閉口しました。

重量差はごくわずかです。
次回からは純正品を持っていきます。

インドでは二度ほど腰痛に悩まされました。
ちっちゃな子を振り回したり、慣れない硬いベッドで不自然な姿勢を取ったことが原因でしょう。
対策としてネットで腰痛のツボを調べ、たまたまそれがとても効果があって助かりました。
次回からはファイテン腰ベルトを携行します。

インドは4Gネットワークが全土に行き渡っていて、4Gスマホを持ち、安価やSIMカードを使ってiPadでもノートパソコンでも快適なネット環境を得ることができました。
海外に長期間滞在し、常時ネット環境を手に入れたいというのであれば、SIMフリースマホは必須でしょう。

日本の通常のスマホも使えるようですが高額です。
<世界データ定額 | 海外で使う(au世界サービス) | au>

今年のインドは蚊が少なくてとても助かりました。
それでもまったくいない訳ではなく、夜中に何度も起きてしまう寝苦しい夜もありました。
日本の蚊対策グッズは優秀です。
現地ですぐに調達できないこともあり、できれば日本で買って持っていくのをおすすめします。

他には英語で名前、住所を記した英語版の名刺を持っていると役立ちます。
どこでどんなコミュニケーションがあるか分かりませんから、備えあれば憂いなしです。

インド一ヶ月滞在で体重は3キロ減りました。
到着当初はいい環境で食欲もあり、少し体重が増えた感じでしたが、その後暑さにやられ、水分ばかり摂って食欲は著しく減退しました。
またインドの食材は自然のもので、新陳代謝がよくなるような感覚もあります。
毎回インドでは体重が減り、一ヶ月間で3キロは平均レベルです。

日焼けもしっかりしましたね。
これはインド最後の日、チェンナイ空港で撮ったもの、腕時計の跡がクッキリです。

元々色は白い方なので、日焼けするのは嬉しいことです。

日焼けとともに、大切な『Indian Memory』も心の中に刻み込みました。